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院長日記

目薬は早めに使い切るべき

2017.04.07

みなさん、こんにちは。院長の中田光紀です。

今回は目薬についてお話したいと思います。

目薬には必ず使用期限が記載されていますが、それは“開封しなかった場合”です。目薬に入っている防腐剤は、長期保存できるほど効力はありません。1か月経つと雑菌が増殖してきます。よく、『まつげに触れるとボトル内に菌が入る』といいますが、触れなくても空気中の雑菌が入り込んでいます。万が一、まつげや目の粘膜に触れたのなら、1か月といわず、なるべく早く交換すべきです。口をつけて飲んだペットボトルの水を、ひと月後も飲んでいるのと同じことです。

冷蔵庫で保存すると、常温保存よりはマシですが、菌が繁殖しているのは変わりませんので、やはりなるべく早めに使い切ったほうが良いです。最近はコンタクトレンズの保存ケースに関するトラブルも増加しています。レンズの手入れをしっかりしていても、ケースが雑菌まみれの人が多いです。とくにソフトレンズは、洗浄液と保存液が一体になっているため洗浄力が低く、菌が繁殖しやすいのでケースは毎日しっかり水で洗って乾燥させてください。それでも完全に雑菌がいなくなるわけではありません。

使い始めたら、その日をマジックで記載しておき、たとえまだ使えたとしても、決して「もったいない」とはいわずに期限を守ることが重要です。「節約ファースト」で病院に駆け込むハメにならないようにご用心ください。

梅ヶ丘ひかり眼科 院長 中田光紀

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